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2017年7月 6日 (木)

ニュージーランド旅行顛末記

1.なぜ? 

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14年にシンガポール、ベトナムに行って以来、2年間は海外に出かけていなかった。一つには15年に内孫が生まれて何かと仕事が発生するので、自粛せよと家内から制止がかけられた。次には費用の工面に何がしの不安があった。16年の冬に山田氏からNZについての著書を頂き、ぜひ行くべきだと薦められた。その時以来、新聞に掲載されるNZ旅行の広告が気にはなっていた。NZの夏に当たる1,2月に行くツアーは40万を超える金額で、しかも一人部屋使用に10万の追加料が必要であった。自分で手配した一人旅行も綿密に計画して、試算したら、やはり40万はかかるし、効率は良くない。しかも、途中で発生する障害への対応を自分でやらねばならない。そんな訳で夏旅行は断念した。3月になるとNZの冬旅行の新聞広告が出始め、日程が圧縮されたものは20万を切るし、一人追加も5万であった。自分で調査した観光ポイントもすべて含まれていた。ヨーロッパではテロが頻発していて危いと思われたが、NZは全くその心配はなさそうで、家内も了承した。

2.事前準備 

衣装:ツアーは6月21日出発の枠に申し込んだ。現地は新月で星がよく見えると表示された日程であるが、NZの冬至でもある。桜の咲く時期に冬物の衣装を仕Photo_2


舞う代わりに、トランクに詰めて旅に備えた。

通信:これまでの旅行で、今どきは世界中どこでもネット環境は整っていると感じていたので、ぜひ現地報告をしたいと考えた。ずばりHP掲載を現地で行うには大きなソフトを入れたパソが必要となり、現実的でない。タブレット程度でブログに送り、それをHP経由で見れば目的は達成出来る。手持ちのアマゾンのタブレットで試すと、画像の取り込みが出来ない。Faceブックなら大丈夫かと岩松君を相手にテストした。大丈夫だったが、読者の範囲が限られて、HPに馴染まない。結局、東芝のタブレットPCを新たに購入して、ブログへの画像添付が可能となった。

写真:次は現地での写真撮影とタブレットへの写真取り込みの方法である。カメラPhoto_3


とタブレットの両方を持ち歩いて2度撮影をすればよいと思っていた。ところがタブレットは大きいし重い。

2度撮影は大変であると気付いた。そこで、カメラのメモリをマイクロSDにして撮影し、夜にこれをPCに差し込んで画像を取り込むことにして、テストを重ねた。

電源:ネットで調べるとNZのコンセントは「」の字型、電圧は220Vとあった。オーストラリアと同じなので、アダプタはすでに所持していた。充電器や髭剃りも220V対応であった。

3.報告漏れの事々

マオリ族:この島はもともと動物の住まない土地で、羽のある鳥類だけが、移住していた。鳥類は天敵がいないので飛ぶ必要がなくなり、やがて飛べない鳥の島となった。巨大鳥のモアも多く繁殖していた。そこに9世紀ころポリネシア系のマオリ族が移住してきてモアを乱獲しまくった。15世紀には獲り尽されてモアは絶滅Photo_4


した。その後もマオリが工夫を重ねて平和に暮らしていた。そこへ欧州の探検家が相次いで訪れ、土地争いが生じた。英国は今でこそ世界の行儀をわきまえた顔をしているが、当時は未開国に対して詐欺、だまし討ち、二枚舌は当たり前。マオリは一時従属を強いられた。今は何とか権利を回復し、平和に共存していて、公用語にもマオリ語が採用され、15%の民族比率を保っている。因みに、マオリ語はすべて母音で終わっていて、日本語、ハワイ語と同じで親しみを感じた。

少ない観光地:ニュージランドの人口は460万、国土の広さは日本の4分の3、年間260万の観光客が訪れる。この数字から判るように極端に人口密度が低いところであるから、未開の原野ばかりであり、目ぼしい観光地は政府方針で開発するPhoto_5


しかない。マウントクックもフィヨルドのクルーズも長い専用道路を通して初めて可能になった。したがって、国が推奨する観光ルートは限られており、どこの会社のツアーも、どこの国のツアーも同じルートになる。言いたくないがお隣の
C、Kの字の国ともいつも同伴で、多大な不愉快感を覚えた。

脱観光:少ない観光地をゾロゾロと集団で回るより、個人的に自然そのものを観賞する方法もある。特にテカポ湖近くの小山には天文台が設けられているように、星空を観賞できる。田舎道のあちこちにキャンプ場があったり、田舎町にはモーテルやレンタルハウスが並らんでいる。つまり、レンタカー移動に便利に整備されている。ただし、車の運転については細心の注意が必要。まず、高速道路がなくて、一般道で100キロ制限である。当然、街中は50キロだが町の入り口に精密な速度測定器が設置されていて、現在速度を大きな文字で表示してくれる。パトカーも精密測定らしく4~5キロのオーバーでも違反キップだとか。自然の中での運転であるから、動物が飛び出すことも日常らしい。オーストラリアから移住した有袋類のポッサムは今は害獣よばわりで、車で撥ねても問題なし、むしろ退避動作で事故を起こす方が怖い。ただし、家畜の場合は全く逆で、ヒツジが去るまで、車が辛抱することになっている。現在は柵から迷い出るくらいだが、昔は家畜の集団移動を一般道を使って行っていたそうで、その名残らしい。

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コメント

案野先輩 冒頭に拙著写真紹介とは~~本当に意外、過分な扱いで恐縮です。ありがとうございます。この古い拙著は、大都市の公立図書館の隅には必ずあります。アマゾン・ドット・コムの古本では100円程度で流通しているようです。

 ところでニュージーランドは、案野先輩の克明取材のように、農業では米カリフォルニア化が進んでいるようですが、根底の英語世界では、いまのモダン英国とは違う、古い英国のままです。小倉高校恩師の太田先生、吉田先生、とりわけ明陵の小峯先生の世界です。

 先輩のみなさまも、サイマル出版会ものは、各種いろいろ読まれたと思います。が、角川春樹の廉価編集・出版攻勢の流れで1997年に休刊。わたしはワンマン故田村勝夫社長には、なぜか非常に気に入られたのですが。

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